最初は時間当たりの差益を意識してみては?というお話
みなさん、こんばんは。
意識低い系転職エージェントのイッチです。
新社会人のみなさんはまだ研修中でしょうか。
早い人ならもう現場に出てるかもしれないですね。
研修が終わり、「さぁ、バリバリ活躍するぞ!」・・・と思いきや、任されるのは雑務雑務雑務・・・
こらから当面は先輩やら上司から、「これ入力しといて 」、「これ印刷してまとめといて」、とか
正直、「それぐらい自分でやれ!」というものばかりです。
依頼される雑務はめんどくさいですが、ムダなんでしょうか?
とんでもない!
みなさんがそれを引き受けることで、
みなさんが大きな利益を生み出しているのです。
まず、労働力という観点から
仮に、仕事を依頼した上司の年収が600万円、みなさんの年収が400万円とします。
その時、時間あたりにかかる賃金(時間単価)はどれぐらい変わるのでしょうか?
ざっくりと、8時間労働を年間240日勤務として計算すると(ほんとにそんなホワイト企業あるんかいな)
上司:3,125円/時(6,000,000円÷8時間÷240日)
みなさん:2,083円/時(同上の計算)
時間単価にすると1,042円の差があります。
客観的に考えて、
同じ仕事をするのに、1時間あたり1,042円の節約ができたらかなりお得だと思いません?
これは、みなさんが行ったコストカット(≒利益を生み出した)に他なりません。
みなさんが仕事を引きうけることで、労働力の差益1,024円を、みなさんが生み出したのです。
また、労働力というのはレバレッジがきくものです。
みなさんが仕事を引き受けたことで、みなさんより時間単価の高い人が、その人にしかできないことに取り組む時間が作れるのです。
それにより、もっと大きな利益を生み出すことができます。
たとえば、数年上の先輩であれば、その時間にアポを取り商談につなげられるかもしれません。
もっと上司であれば、その時間に商談をまとめて数十から数百万円の売り上げをもたらすかもしれません。
仮に部長だったとしたら、部署全体の施策を打ち出して、数千万円から数億円の売り上げにつなげることもできるでしょう。
より上の立ち位置の人間の時間を作ることで、より大きな売り上げ、利益につながる。
これも、みなさんが依頼を受けたからこそ生まれた利益なのです。
もちろん、みなさんも依頼できるならしていった方がいいでしょう。
ただし、依頼をすることで浮いた時間は遊んでいて良い時間ではありません。
依頼した人には、された側との時間単価の差分の利益を出す責任があります。
また、それにレバレッジをきかせたより大きな成果を出さねばなりません。
人に仕事をしてもらう立場として、それは肝に銘じねばなりません。
そしてこの考え方は仕事をする上で永遠につきまといます。
それはみなさんが会社で働くことを辞め、フリーランスや経営者になっても変わらないでしょう。
なぜなら、知人の経営者もよく、「この部分は金を払って外注して、自分が他のことやったらもっと儲かる」と言っていますから。
主に依頼される側から、依頼する側に変化はしていきますが、誰がどの仕事をやるのがベストかは重要なのです。
ただ、明らかに無理な量の依頼をされるとか、手伝った仕事を正当に評価されない、などは良い環境ではありません。
そういったことがある場合は、ブラック企業予備軍かもしれないので、一度エージェントに相談して客観的な意見を聞いてみることもおすすめです。