ダメなおっさんと呼ばれたくて

意識低い系転職エージェントのおっさんの日常

同業への転職で失敗しがちなことまとめてみた

みなさん、こんにちは。

意識低い系転職エージェントのジエイ高田です。

 

もっと楽な環境を目指して転職をする時に、個人的に気を付けた方が良いと思ってることをお話します。

意識低かろうと、転職エージェントなので、たまには真面目な話も飛び出します。

 

さて、転職を考えると、まずは求人を見るところから始めると思います(求人広告、転職エージェントの紹介しかり)。

その時に、やはり目につくのは、同業の求人情報。

「え、同じ仕事なのに、こんなに給料違うの?」

「あっちの会社は、定時17:30で残業無しなのか。フレックス制だし自由そうでいいなぁ」など。

 

 実際、経験を活かすことができるので、内定がでやすい、年収面なども良い条件がでやすい、など同業の転職の方が安心な点は多いです。

ただ、「隣の芝生は青い」で良い条件っぽいから、と飛びつかないように注意が必要です。

 

まず、大前提として、同業であれば、仕事の内容はそんなに大きく変わらないはず、と考えなければいけません。

同じことをしているのに、給与が全然違うということは、何かあると思った方がいいです。

長時間の残業が前提となっている、あるいは目標が尋常じゃなく高いかが考えられます。

(もしくは現職が異常に給与水準が低いか。その場合は喜びましょう笑)

先日のブログでも書きましたが、給料が高いということは、当然それだけ求められる成果や、仕事量も多いということです。

同じことなのに、量を減らして、 給料があがるということは通常ありえないのです。

 

また、それ以外にも転職で解決したい不満が、業界の特性上解決できなくないかを確認することです。

 

一例として、私のいる「転職エージェント」業界に関して説明をしたいと思います。

転職エージェント業界での特性上解決できない(難しい)ものとしては、①夜と休日の労働、②長時間労働、があります。

 

①夜、休日労働 

まず、転職会社のお客様は「転職希望者」と「採用する企業」です。

転職希望者は基本的に仕事をしている人が多いです(転職なので)。

そのため、一般的には平日の日中は、転職について考える時間がありません。

つまり、基本的に求人をみたり、エージェントと面談したりするのは業務後の時間か休日になります。

結果、エージェントの勤務時間は夜や、休日の仕事が欠かせなくなります。

 

長時間労働

お客様が夜メインだったら、夜の方にシフトして、朝遅くすれば長時間働かなくていいじゃん?という声もありそうですが、そうはいかない問題があるんです。

それは、もう一方のお客様「採用する企業」の存在です。

一般的に企業は、平日の日中のみ活動していることが多いです。

そのため、転職希望者に関して、企業とのやり取りは日中にする必要があります。

つまり、9:00~18:00は企業と、18:00以降は転職希望者とのやり取りのため、1日8時間以上の勤務時間になります。

 

すると、「夜は早く帰りたいんです、どうやらここは定時早いし、完全週休2日だから」と思って同業へと転職をしても、なんだかんだ夜遅くまで働く、という状況になっていきます。

 

何のために転職したんだっけ?と転職後に公開しないためにも

「今の業界の仕事の内容で、希望の働き方できるのか」は、冷静に確認しなければいません。

 

ちなみに私はこの同業地獄から抜け出しそこねて、毎日帰宅が遅いです・・・

 

 

 

なぜ仕事を頑張れば頑張るほど、逆に忙しくなっていくのかを考察してみた

みなさま、こんばんは。

意識低い系転職エージェントのジエイ高田です。

 

前回のブログで、「仕事って頑張れば頑張るほど、大変になるんじゃないか?」と気が付いたことに関してお話しました。

 

私は転職をサポートする方々にも、

「今の職場でも頑張れば給料を上げることはできるかもしれません。

 ただ、環境を変えない限り、頑張っても仕事を楽にすることは難しいです。」

とお伝えしています。

 

その理由は非常に明解です。

 

頑張る→給与上がる→仕事増える→労働時間増える

もしくは

頑張らない→(昇給などで)給与上がる→仕事増える→労働時間増える

 

一般的に成績を上げれば、それに伴って給与は上がります。

そうしないと、若手が頑張ろうとしなくなりますから。

実力主義を掲げるベンチャー企業であるほど、そういう無制限に張り切る若人の力で成り立っていたりします。

一方で、定期昇給のある会社は、そのまま頑張らなくても給与が上がっていきます。 

※最悪なのは、頑張る→給与は上がらないが期待値は上がる→仕事増える、のパターンで、ブラック企業って言われるやつですね。

 

しかし、給料が上がるということは、求められるものも高くなるということ。

例えば、新卒で300万円の年収をもらっていたのが、年収350万円になりました。

すなわち、年間50万円分だけ以前よりも高い成果が求められます。

営業でいえば売り上げ、内勤でいえば業務量、職務領域といったところですね。

 

でも、その頃には仕事もできるようになってるから、自分は大丈夫って思うでしょう?

私もそう思ってました。

しかし、そんな考えは甘いと悟ります

 

なぜかというと、そもそも仕事というのは業務過多になるようにできていますし、目標もギリギリ厳しいぐらいで設定されるからです。

 

スタートの頃の新人というのは、右も左もわからず、仕事はほとんどできません。

その状態で仕事を任される=自分の能力以上の業務をしています。

つまり、個人が時間ないでできる仕事量8に対して、10の仕事をしなければいけない状態です。

 

営業職であれば、

「なんで、目標数字にいってないんだ?」

「すいません、頑張ります!」

「気持ちだけで数字はいくのか?」

「行動を増やします!」

 

そもそも、新人は活動量を増やす以外の選択肢なんか知りませんしね(笑)

残業、休日出勤・・・etcで仕事量を増やすことで、なんとかかんとか目標達成することができました。

つまり、8の業務量に25%以上の割増の残業をつけて、ギリギリ達成をしている状態です。

 

これを繰り返していくと、自分の処理能力が上がっていきます。

その結果、やっと自分の能力が10になり、任された仕事を、時間通りにこなすことができるようになります。

 

さぁ、やっと仕事に余裕がでてくるか・・・と思いきや。

ところがどっこい、そうは問屋が卸しません。

 

「目標数値にちゃんといってるみたいだから、今月からは目標上げといたから」

 

なん・・・だと・・・

 

やっと10の時間で、10の仕事をこなせるようになったところで、仕事が12…いや15に・・・

なんたる仕打ち・・・

 

しかしながら、上司は

「これはお前のためだからな。これを頑張れば給与は上がるなぁ、ガッハッハ。」

と、お前のために仕事を増やしてやったという対応。

 

されど、仕事は仕事。

まかされたものはやりきらねば。

 

残業、休日出勤・・・etc

 

「何とか達成できました!」

 

「やればできるじゃないか。おめでとう給与アップだ。」

 

「ありがとうございます!」

 

「ついでに目標も上げといた。」

 

なん・・・だと・・・

 

 

また、達成するためには、休日出勤、残業・・・・・・

 

というサイクルが続いていきます。

つまり、自分の処理能力が割り振られた仕事量に追いついこうとすると、仕事の方がそのペース以上に増えていきます。

結果、仕事ができる人、成果を上げる人ほど勤務時間が長くなる、という現象が発生します。

 

もちろん、これをただ悪いことだとは思いません。

給与を上げたい、キャリアアップを目指したいという希望がある人は、このサイクルにどっぷりはまればいいんです。

会社の方針でどんどんと給与が上がっていくことでしょう。

 

ただ、労働時間を短くしていきたいという人には逆効果です。

 

そのため、最初の話に戻りますが、

「今の職場でも頑張れば給料を上げることはできるかもしれません。

 ただ、環境を変えない限り、頑張っても仕事を楽にすることは難しいです。」

という結論につながるのです。

 

給与は上げなくていいので、業務量はそのままにしておいてください、と言うことができる鉄のハート(空気の読めなさ)がない限り、努力をすればするほど、あるいは長期間いればいるほど、仕事は忙しくなっていく一方なのです。

 

なので、仕事を楽にしたいときは、現職の環境を変える(空気を読まずに、仕事減らしてと言う)か、職場を変えるか、の2つしかないと思います。

ただ、職場を変える時にも、陥りやすい注意点がありますので、次回はそれについて話したいと思います。

ダメなおっさんと呼ばれたくて

はじめまして、ジエイ高田です。

 

意識低い系転職エージェント(自称)のおっさんです。

最近ブログを書き始めました。

まずは、自己紹介をしたいと思います。 

 

~自己紹介~

性別:おっさん

職業:意識低い系転職エージェント

夢:「ダメなおっさんだなぁ」と言われながら、のんべんだらりと生きていきたい

 

意識低い!って早速思った人も多いでしょう。

でもね、ちゃんとした人だって思われ続けるのって、結構しんどいんですよ(笑)

私が、『あぁ、ダメなおっさんになりたい』、そう思い始めたのは、忘れもしません新卒1年目の頃でした(早い)

 

~社会人になってから~

私は新卒から人材紹介業(転職エージェント)をやっています。

この業界の売り文句はやはり「スピード感のあるキャリアアップ」「成長」「独立支援」といった謳い文句の多い業界です。

実際に早期にキャリアアップする人も多いとは思います。

 

入社前の私も思っていました。

早く成長して、売り上げ立てられるようになって、仕事の時間を短くするんだ!

給料も上がって、仕事の時間も短くできたらサイコーじゃん!!

 

・・・社会を知らないが故の甘い、甘すぎる見通し

今思うと恥ずかしい限りですw

 

さて、こんな状態で入社し、けっこう頑張りました。

朝は定時の2時間前出社、夜は大体終電ぐらいまで。

(今になって思いますが、新卒にこれだけ仕事させてるのって・・・)

 

もちろん、心の中で思うことは、ただ一つ

 このまま数年頑張って力をつければ、短時間で売り上げをたてられる、そうすれば勤務時間を短くできるんだ!

ってゆうか、あわよくば、超アーリーリタイアみたいなこともできんじゃね?www

・・・と 

~悟りを開くまで~

ところが、ある日冷静になって周りを見渡して、気が付きます。

 

あれ・・・なんかみんな帰り遅くない?

っていうか、トップ営業マンほど帰り遅くない?

課長はいる、もしかして部長も・・・いる!

 

ということは

・・・あれ、もしかして数年、十数年頑張っても、できる人ほど帰りって遅くなってるんじゃない?

 

ここで悟ります。

なるほど、仕事を早く終わらせられるようになっても、勤務の時間を短くすることはできない。

また、周りからの期待値が上がるほど仕事が増える。

むしろ、努力をすればするほど、仕事の負担は増える一方なんじゃないか。

 

・・・それならば、僕はダメなおっさんになろう!

 期待値そこそこ、適度に仕事をこなし、そこそこにキャリアアップを目指す。

そんな働き方もあってもいいんじゃないか、そう思うようになりました。

 

以上が僕の自己紹介です。

私のブログでは、そういうゆるーい働き方や転職(一応、本業たエージェントなもので)に関してや、その他日常についてをゆるーく書いていきたいと思います。

 

次回は、私が悟った「なぜ、勤務が短くならないか」の考察ついてを書きたいと思います。